2001-03-07 第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
○参考人(添谷芳秀君) お答えいたします。 御質問に対して私なりの整理の仕方は、とりあえず当面の問題とそれから先の問題があるということでございます。つまり、ミドルパワー論ということを国内的なコンテクストで主張するときには当面の問題を意識しております。 これは何度か申し上げたかと思いますが、例えば御質問のあった集団的自衛権の問題で申し上げますと、私は、先ほどの寺島参考人の言葉を拝借すれば、集団的自衛権
○参考人(添谷芳秀君) お答えいたします。 御質問に対して私なりの整理の仕方は、とりあえず当面の問題とそれから先の問題があるということでございます。つまり、ミドルパワー論ということを国内的なコンテクストで主張するときには当面の問題を意識しております。 これは何度か申し上げたかと思いますが、例えば御質問のあった集団的自衛権の問題で申し上げますと、私は、先ほどの寺島参考人の言葉を拝借すれば、集団的自衛権
○参考人(添谷芳秀君) ありがとうございます。 ミドルパワーという言葉を全体の報告の中でちょっとひそかに忍ばせたつもりではあったんですが、やはり非常に刺激的な言い方でございますので、御質問をちょうだいしてお答えをする義務が私にもちろんあろうかと思います。 私の発想の中でこういった言い方をやや確信犯的にさせていただいている本質的な問題意識は、大国イメージからくるデメリットの方にむしろ向いております
○参考人(添谷芳秀君) ありがとうございます。 本日はこの場にお招きいただきましてありがとうございました。 この一連の調査会の活動の中の最後ということでお伺いしておりますが、私自身が最近非常にあちこちで不評を買いながら論じている視点がございまして、これは途中でひそかに忍ばせておいたので、また後で言及させていただきたいと思うんですが、日本をミドルパワーとして定義をしてみるとどのように日本外交の見え